こだわりアカデミー
私は世界でただ一人の「サイエンス・ナビゲーター」。 数学の面白さ、感動を、多くの人に伝えたい!
「数学大国日本」の未来を救う
東京工業大学世界文明センターフェロー
桜井 進 氏
さくらい すすむ

1968年山形県生れ。東京工業大学理学部数学科、同大大学院社会理工学研究科価値システム専攻卒業。在学中から塾講師として教壇に立ちながら、身近なものや数学者の人間ドラマを通して、数学の楽しさや美しさを伝える「サイエンスエンターテイメント」活動を展開。2000年より全国各地で数学のロマンをナビゲートしている。著書に、『雪月花の数学』(祥伝社)、『感動する!数学』(海竜社)、『天才たちが愛した美しい数式』『和算式計算ドリル』(ともにPHP研究所)、『江戸の数学教科書』(集英社)、『インド式計算暗算ドリル』(宝島社)、『数学のリアル』(東京書籍)、『数学で美人になる』(マガジンハウス)、『2112年9月3日、ドラえもんは本当に誕生する!』(ソフトバンククリエイティブ)など多数。
2010年12月号掲載
桜井 私のショーでは、例えば、どういう学者が、どういう時代に、どういう状況の中でこの公式を発見したのか、どんな苦労があったのかなど、映像を見せながら語ります。涙を流しながら聞いてくださる方もいます。
人間が美と調和を感じる最も美しい比率「黄金比」はご存知ですよね。
──例の「1対1・61・・・」という長方形の比率ですね。
■西洋の美を象徴する黄金比【5:8=1:1.6】
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ミロのヴィーナス(上左)やアングルの『泉』(上右)、パルテノン神殿等、いたるところに使われている<写真提供:桜井 進氏> |
桜井 はい。その比率は誰が見ても美しいと感じる万国共通の美のバランスなんですが、それが「ミロのヴィーナス」や「パルテノン神殿」、エジプトのピラミッドにも使われている。身近なところでは名刺などにもこの比率が使われているというような話もそうした物語に織り込んで語っていくと、皆さんものすごく関心を持って聞いてくれます。
ついでにいうと、「白銀比」といって、日本の建築物などに代表されるな安定比(1対√2)の話もします。
──A判とかB判とかのコピー用紙などにも使われているあの比率ですね。
■機能的で安定感のある白銀比[1:√2]
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A判の用紙に代表される比率で、半分に折り続けていっても常に同じ比率が続く |
桜井 そうです。半分に折り続けていっても常に横と縦の比が1対√2という永遠の相似を繰り返すというものです。これも興味深いでしょう?
また、無限に続く円周率(π)の小数点以下の数字の中には、どこかに必ずあなたの生年月日、クレジット番号、保険証番号、電話番号が入っているという話もします。
■無限に続く円周率(π)の数字
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現在は100万ケタまで解明されたが、小数点以下の数字のどこかに必ず、あなたの生年月日が・・・ |
──え、それは本当ですか?
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『雪月花』の数学(祥伝社) |
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